【英語】現役高校生が教える英語のコツ・勉強法
筆者について
得意教科は何、と聞かれれば真っ先に英語と答えます。少し自慢すると、直近の全国模試で全国150位くらいで、中学の時から定期テストは勉強せずほとんど毎回1位でした。満点もとったことがあります。
そんな私も、何もせず英語が得意になったわけではありません。自分なりのコツや勉強法を紹介したいと思います。
「英語力」の要素
このように、3つ領域があるイメージです。
1,単語(特に単語の数)(絵の具の色の数)
2,文法(文法的な知識)(キャンバスの大きさ)
3,思考(IQのようなもの。前後の文脈から単語の意味を推測するなど)(絵のセンス)
英語が得意な人のタイプ
1.天才型
思考力で他の2要素をカバーするタイプ。
”思考”→「センス」の類のもので、後天的には身に着けにくい。
知らない単語も成分ごとに分けたり、前後の文脈から類推したりして意味を考え出せる。文法なんていつの間にかできてた。
〈このタイプの人へ〉
図にも記したとおり、単語の一部は思考力じゃカバーしきれません。特に専門用語は訳語すら知らないことも...なので、まずは単語帳をやりまくりましょう。
お勧めの単語帳は↓
・中三の時やってたやつ(アプリで音源が聞けて、隙間時間に聞くだけで復習できます)
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・高1になってから始めたやつ(こんな単語あったのか!てなります。単語に自信がある人はぜひ)
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よく聞くターゲットや鉄壁もいいですが、自分の感想を一応載せときます。
ターゲット→学校の教科書で出てくる単語ばかりで知ってるものがほとんどだった
鉄壁→massive(分厚くて取り回しが悪い感じ)なため、通学中にできなかった
2. 暗記マスター型(凡人が目指すならこれがおすすめ)
単語で大部分をカバーしてしまうタイプ。知っている単語が多すぎてライティングや和文英訳で逆に伸び悩む。(最適な表現をしようとして、どの単語を使うか迷ってしまうため)手数が多い分、それを即座に繰り出せる引き出しの数と頭の回転が求められます。
”単語力”→これを培うために必要なことは「暗記」に尽きる。一定のレベルまで達すると「思考」の部分がカバーしきれないことに気づくと思うが、そのころには早慶、東大レベル以外なら十分戦えるようになっている(私見)
〈このタイプの人へ〉
とにかく初めて見た単語、意味が即座に出てこなかった単語はノートの隅にメモっておくといい。たまにノートの隅をパラパラ見返すと、なおいい。単語の意味を覚えたら、次はどんな使い方をするのかを覚えてほしい。(例:どんな前置詞を伴うか、主語、目的語、修飾先にはどんな意味の単語が来やすいか、など)
単語帳で暗記した状態は、「机の上にものが散乱している状態」というイメージ。
英作文や、スピーキングで自然に使う言葉の選択肢に上がってくる状態が、「机の上がきれいに整頓されている」イメージ。
さっきも書きましたがお勧めの単語帳は↓
・中三の時やってたやつ(アプリで音源が聞けて、隙間時間に聞くだけで復習できます)
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・高1になってから始めたやつ(こんな単語あったのか!てなります。単語に自信がある人はぜひ)
3.文法マスタータイプ(限界が早く来るのでお勧めしない)
文法で文章をわかりやすく整理して読むタイプ。「文法」の領域は大きさの最大値が小さいから、他二つを完全にカバーすることはできない。このタイプは通過点であってほしい。中学生に多い。
〈このタイプの人へ〉
この段階はまだ英語のスタート地点だと思う。自分では英語が得意だと思ってても、受験生としてはスタート地点。例えるなら、富士山を登頂しただけで自分を世界一の登山家と思い込んでいる状態。ぜひ、エベレスト登頂に向けて訓練を重ねてほしい。そしてなにより、何でもかんでも文法的に考えないこと。受験に出てくる文章では教科書の文章みたいにわかりやすい構文は問われない。全体として何を筆者が何を言おうとしているのかをとらえるようにしよう。現代文でいちいち品詞分解しませんよね。それと同じことです。早めに1か2のタイプに移行しましょう。
次の記事で、具体的な勉強法について紹介します。